任天堂 ファミリーコンピュータ


80年代を代表するモンスターマシン

SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語
ジャンル
ロールプレイング
発売日
1990-08-11
価格
6800円
販売
バンダイ
販売本数
-

2020年10月18日プレイ(クリア)

 

発売以来約30年、このシリーズは敬遠していました。

どうしても「SDガンダム=子供向け」といったイメージがあり、1990年といえば私はすでに高校生であったためです。

しかし、主だったレトロRPGは殆どプレイ済みであり、何かないかと探していたところ、このシリーズのことを思い出しました。

世間での評価は悪くないということは知っていましたし、当時のような反骨精神も年齢を重ねることで薄れており、プレイを始めた次第です。

 

大まかなプレイ感想を言えば、それほど悪くはなく、当時のクオリティとしてはよく出来たいたのだと思います。

ですが、そこはやはりバンダイさん。

バンダイのRPGって、ダンジョンのセンスに欠けてるんですよね。

同じような道に、やたら広い道幅。

無意味に長い直線。

で、これまたバンダイRPG特有のエンカウント率の高さが相まって、辟易してしまいました。

(エンカウント率に関しては、進め方によっては途中で入手できる【おまもり】というアイテムで緩和されるらしいのですが、それでも”一歩エンカウント”は健在でした)

 

それから、ゲーム自体は明らかにドラクエを意識しており、遊びやすい感じではあるものの、一部のインターフェイスに難があります。

例えば

・武器屋等の選択肢がBボタンでキャンセルできず、買い物を終える時には必ず「いいえ」を選ばなければならない

・自分の持ち物を自分に渡す、いわゆる「持ち替え」が出来ない(別の仲間に渡して再度自分に渡し返したとしても、そのアイテムは一番下に来ることはなく、なぜか元々の位置を記憶していてそこに挿入される形となる)

・ウインドウを開いてから周囲の動きが止まるのに約1秒のラグがあるので、町の人などと会話がしづらい。

 

しかしながら、それらのことに目を瞑れば、十分に名作扱い出来るのではないでしょうか。

・アンフェアな謎解きは無い

・敵が強すぎて詰むといったこともまず無い

・十分に強さの成長が感じられるレベルバランスの良さ

・新たなエリアに向かう時のワクワク感もある

 

もし、この作品をやってみて、つまらなければ以降のシリーズはスルーするつもりでしたが、個人的にはなかなか楽しめたので、FCの三部作からSFCのシリーズまで全てやってみようという気持ちにはさせられました。